( )店員さんのBlog

なんか書き殴ってます

検索の限界 - 僕たちは、知ってることしか知り得ない

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こんにちわ。

セブンイレブンのサラダチキンは最高ですね。

あと僕は川上(@okyaaaann)です。

 

今回はネットにおける「当たり前なんだけどつい見落とされがちなこと」について触れたいと思います。いきなりですが、みなさんはインターネットの大きな特徴とはなんだと思いますか? 僕はそれを「中抜き」だと考えています。情報の発信者と受信者をノーコストでダイレクトにつなぐ、これこそがネットの持つ最大の特徴だと言えます。

 

ですが、肝心要めであるネットにおける情報は、それを自分自身が知らないとなにも知れないという限界側面が存在します。それが顕著に現れているもの、それが「検索」です。

 

見過ごされる前提条件

たとえば、休日のお昼頃にランチへ出かけたとしましょう。パッと駅近くの飲食店を見渡すと、すべてのお店が混み合っていてなかなか入れそうにありません。だからといって電車に乗って違う駅に? たかが一回のランチに、さすがにそこまで時間とお金は使いたくないでしょう。そこで、あなたはスマホを取り出しこのような動作を取るのではないでしょうか。

 

検索エンジンに「(駅の名前) ランチ」もしくは「(駅の名前) カフェ」と入力。

そして検索。

 

検索結果はすぐさま表示されます。食べログぐるなびなどのサイトで徒歩圏内の手頃なカフェに目星をつけ、Google mapで場所を確認しつつ無事お店へ向かう。 今の時代、こういった動きは普通と言えば普通かもしれません。だが、ここにある無意識レベルの思考が存在すると思います。

 

この例において、あなたはお店を探すときに「(駅の名前) ランチ」「(駅の名前) カフェ」と検索しました。言い換えれば、検索窓にこれらのワードを入れ、その検索結果としてこの駅周辺のランチやカフェの情報が表示されたワケです。 そして当たり前のことですが、そこには「北海道札幌市の美味しい海鮮料理のお店」や「沖縄県那覇市泡盛がウリの居酒屋」などは表示されません。ましてや今週のヒットチャートやゲームセンターの情報なんかは出てくるワケがないのです。

 

あくまで自分がベース

ネットにおける検索とは、自分の知りたいことを即時的に触れるを可能とします。しかし、これは言い換えれば自分が知っていることしか検索出来ない、あなたが知りたいことしか知ることが出来ないということです。あなたにとって未知の言語や知識のない言葉(たとえば、あなたが扱えない言語や経験上触れたことのない言葉)では、いくら世界中との接続を可能とするネットであろうと、あなたは一生知ることが出来ないのです。

 

自分がなにかに興味を持ち、それについて知ろうとするにあたって、即時性や適時性に優れたネットは利便性が高いと思います。いつ、どこでも、すぐになんらかの情報にアクセスできることは、ラジオや新聞などのメディアでは不可能です。しかし、それはもあくまで自分の興味や知識の範囲内でしかなく、僕らは世界のすべてにはアクセスできないのです。どうやってそれを広げるか、それはまた別のお話で…

 

ほなまた。