漫画のススメ - 「いくえみ綾」の必読マンガ3選!
いくえみ綾(リョウと読みます)先生の作品はいつも心をわし☆掴みされます。世の中には「いくえみ男子」というカテゴリーがあるほど、いくえみ先生が描く男性像は世の女性からは支持されております。
細くシュッとしてて(シュッとしてるって関東じゃ言わない?)ちょっとけだるい感じを醸しつつふいに見せる柔らかい表情、などなど女性目線からの萌えポイントを的確に抑えているのも、人気の一つなのでしょう。
ま、それも読んでみないとワカラナイ。ということで、3つほどオススメしておきますんで、ぜひ参考にしてくださいませませ。
トーチソングエコロジー
トーチソング・エコロジー (1) (バーズコミックス スピカコレクション)
- 作者: いくえみ綾
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2012/05/24
- メディア: コミック
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正直、この作品に出てくる主人公が、個人的には一番魅力的。最初から最後まで通して変わらない、なんとなく分かるような分からないような彼の気持ち。いつかくる(かもしれない)不幸に備えて普段から幸せの感度は低めで、ついつい思考を巡らせては時が飛ぶ。
どこか頼りないけれど、どこか不思議な魅力がある。1人の男性にフォーカスしているので、「いくえみ男子」を知るにはもってこいかも、です。全3巻と短めなので手を出しやすいというのもポイントですな。オススメです。
あなたのことはそれほど
ドロドロもいいとこですね、本当に。というのも、この作品は2組の夫婦の不倫のお話だから。昔の知り合いとひょんなとこで再開し、あれよあれよと罪悪感と背徳感の世界へ。不倫しているのは2組の夫婦の内の片方ずつなので、お互いのパートナーはあくまで清らか。
…清らか?いや、ちょっと飛んでる?気付いてる?怪しい?嘘?ホント?どうなんでしょうね。いま連載中というのもあり、いくえみ作品の中では、いちばんハラハラさせられる物語。
潔く柔く
なんたって、これが一番。読み方は「きよくやわく」です。この作品の特徴は群像劇であるというとこ。つまり、このマンガには1人の主人公がいる、というワケではなく、それぞれのストーリーにそってそれぞれの主人公や登場人物がいる、というワケですね。
まぁそれもどこかでつながっていたり伏線になっていたりするので、一回通しで読んだだけでは全部を理解するのは難しいかも。何回も読み直し、咀嚼していくように物語を読む。そうすることで全体像が浮かび上がり、すべての有機的な関係性に舌を巻くこと間違いなしでしょう。少女マンガ史に名が残っても良いくらい、それくらいの名作です。
潔く柔くは全13巻なので、これも手を出そうと思えば全然いける範囲だと思います。読めば読むほどハマるのは間違いないので、夜更かしにはご注意を。
ほなまた。