マンガオタクが薦める - 「浦沢直樹」の必読マンガ3選！

どうも〜、みなさんのマンガライフの向上に努めるマンです。

今回は「20世紀少年」でもおなじみ浦沢直樹先生の作品から、個人的に3つピックアップしてみなさんにオススメしていきたいと思います。少しでも良質なマンガライフに貢献出来れば幸いです。ではさっそく。

第三位：MONSTER 

Monster (1) (ビッグコミックス)

 天才脳外科医Dr.テンマを主人公とし、ある一人の少年ヨハンを助けてしまったところから物語は始まります。物語の舞台は19世紀のドイツ社会であり、猟奇殺人や東西の冷戦構造、そしてベルリンの壁崩壊など、難しいがゆえに重厚なストーリーとなっております。タイトルのモンスターとははたして「何」なのか、または「誰」なのか、それは読んでみてのお楽しみ。

単行本としては全18巻、累計で2000万部以上売れた大ヒット作品です。どこのマンガ喫茶やネカフェでもおいていると思うので、じっくり時間をかけてでも読んでみて欲しいと思います。

[とっつきやすさ]：★☆☆

[重厚感]：★★★

[ぶっちゃけ何回読んでもモンスターって結局なんだったんだ・・・と思いついついネットで検索してしまう度]：★★★★★

第二位：MASTERキートン

MASTERキートン 1 完全版 (ビッグコミックススペシャル)

 主人公である平賀＝キートン・太一はオックスフォード大学卒の考古学者であり、それと同時に、元SAS(イギリス陸軍特殊空挺部隊ーSpecial Air Service)のサバイバル教官でもあります。本人は研究に専念したいと思っているのですが大学への就職は難しく、保険組合の調査員として遺跡発掘費用や調査費用を稼いでいるというのが現状です。

主人公にはサバイバル教官であったという経験から様々な依頼が舞い込むので、日夜危険な日々に遭遇してしまいます。そんな彼のドラマを描いたマンガ史のなかでも名作と名高い作品です。最近続編となる「MASTERキートン Reマスター」という作品も出たので、そちらから入ってみるのも良さそうです。

[知的さ]：★★★

[かっこよさ]：★★★

[読後にはなんだかサバイバルできちゃいそうな気になってしまうが、毎回こんな目にあってたら確実に死んじゃうよなと現実に戻されちゃう度]：★★★★★

第一位：Happy! 

Happy!―完全版 (Volume1) (Big comics special)

そして一位はこちら、個人的にはこの世に出版されているすべてのテニスマンガのなかで一番だと確信している、「Happy!」です！　これほどまでに心打つテニスマンガが他にありますでしょうか、いやない(反語)。この作品を読まずして浦沢直樹を語る事なかれ、とつい言いたくなってしまうくらいです。

主人公は海野幸(みゆき)は両親が亡くなってしまいまだ小さい兄妹の世話をする高校3年生。ところが、兄が事業に失敗しその借金として2億5000万円を背負うハメになってしまいます。 借金取りは日々海野の家を訪れ返済を迫り、いったいどうやってそんな大金返すんだ返せるワケねーだろソープだソープ！　と詰め寄りますが当然そんなことはしたくない。じゃあどうやって返すんだというワケですが、海野の選んだ道はプロテニスプレイヤーの賞金で借金を返済するというもの。中学時代に全日本ジュニアで優勝するほどの実力を持っていた海野幸の、ツラく険しいテニス道はここからスタートするのです。

[ワクワク度]：★★★

[ハラハラ度]：★★★

[とりあえずまっさきに蝶野をボコボコにしたくなるのと、借金取りが良い奴すぎて「お前、ちゃんと幸せになるんやで…」と思ってしまう度]：★★★★★★★★★★

いかがでしたでしょうか、マンガオタクによる浦沢直樹セレクトは。おそらくこれを読んだ方からは「なんで20世紀少年が入ってねーんだよボケ！」と言われてしまいそうですが、まぁ完全私的なセレクトなので勘弁してやってください。てゆ〜かあんだけ長く続けるだけ続けてしまって止め時と落としどころがワケわかんなくなっちゃった浦沢作品なんてホントあれくらいです。

むしろ20世紀少年を読んで「このマンガなんか難しいなぁ・・・」と思ってしまってやっぱりマンガはいいやってなってしまう方が非常にもったいないです。そうならないためにも、まずはここで紹介されている3作品から入ってみてはいかがでしょうか。ちなみに、第三位のMONSTERから入ると難しい感じがしてしまって脱落してしまう度トリプルAなのでやめておきましょう。みなさんのマンガライフに幸あれ。

ほなまた。